12月3日からJ-PlatPatの検索で、検索結果の全件でリーガルステータス表示機能が利用できるようになります。

今回は、J-PlatPatの機能追加に関するお話です。

J-PlatPatのリーガルステータス表示機能なんですが、普段からJ-PlatPatを使われている方はよくご存じだと思うのですけど、8月にリリース発表されて、9月から新規発行の公報について「検索結果のリスト」と「ダウンロードしたCSV」とで利用可能になっていました。

例えば「ラーメン」を全文に含む出願の検索結果を見るとこんな感じで表示されます。

そして、遂にこの機能の正式リリースの日程も発表になりました。12月3日(日)から利用可能になるようです。
日曜日から利用可能になるのがなんともユーザーフレンドリー(笑)
まあ使いますけど。

この正式リリースによって、①リスト表示でも、②ダウンロードするCSVでも全件にリーガルステータスが付与され表示されるようになりますし、さらに③リーガルステータスを使った絞り込み検索もできるようになるようです。J-PlatPatで検索をするときに、権利が有効か無効かをいちいち確認しなくてよくなるのでとても助かりますね。

個人的には、権利の生死状況だけでなく詳細ステータスもデータ提供されるので、各出願がどんなステージにあるか分析することで、より掘り下げた特許情報分析ができるようになる点についても期待しています。

民業圧迫なんて声もありますが、このぐらいはできてくれていいですよね。

【2023/11/29追記】

リーガルステータス機能について本日新たに情報が追加されたのでこの記事にも追記しておきます。

特許情報プラットフォームにて、特許のリーガルステータス機能を拡張します | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)

このページを見ると、平成10年つまり1998年以降の特許出願を対象にリーガルステータス機能が付与されるようで、医薬等で適用される延長登録出願を考慮してか25年前からの出願についてステータスを確認したり検索で絞り込みに使うことができるようになるようです。

今回の記事は以上です。