2021 特許・情報フェア&コンファレンス に行ってきました。

表記イベントが2/2~2/4の日程でリアル開催されていました。

2021 特許・情報フェア&コンファレンス (pifc.jp) ※オンライン開催については後述

年明けからの東京のコロナの患者数の増加が気になり参加を見合わせようかと思っていましたが、2/2の客足がかなり鈍いという話を聞きつけ、十分な感染対策を行って2/3に見に行ってきました。以下、見学したブースを一部紹介します。

株)アール・ダブリュ・エス・グループ

私の事務所で導入しているグローバル調査・分析用ツール「PatBase」や調査サービスや翻訳サービスなどを提供されています。オンラインでしか会ったことがなかったセールス・サポートの方と直接を話をして、PatBaseに関する便利機能や裏話を聞かせて貰ったり、お土産などもいただきました。ありがとうございました。こういうところはリアル開催ならではですね。

(株)イーパテント

以下の記事で対談をさせて貰った野崎さんの株式会社イーパテントのブースです。

「中小企業知財の視点に立った特許情報のマーケティング活用」についてYouTubeでお話してきました(解説編)

対面で話をするとネットで見ていた以上に若々しく(同い年なのに・・・)、特許分析やWEBでの活動など色々なことをご存じで勉強させてもらいました。資料をもらったり、おすすめのブースも紹介して貰ったりして、それらも参考になりました。

インパテック(株)

特許分析ツール「PatentMapEXZ」を提供されているメーカさんです。営業の皆さんと最近は全然対面で会うことができなかったのですが、久しぶりに会うことができて嬉しかったです。インパテック様にはパテントマップ研究会でお世話になっていますが、今年は他の場でもお世話になりそうです。

パテント・インテグレーション(株)

安価で高機能の特許調査分析ツール「Patent Integration」の大瀬さん。弁理士で明細書を書きながら、分析ツールも開発してサービス提供されているそうです。あれもこれもやられているという話を伺って「スーパーマンかな?」と思いました。大瀬さんの思いもあり前記ツールの利用料はかなり抑えられているようなので、「あまりお金を掛けられないけどグローバルに調査もできて分析もできるツール」を導入したいという中小企業の知財部では、こういうツールを検討するのもよいのかなと思いました。

中央光学出版(株)

野崎さんから「見に行くといいよ」と聞いたので見に行きました。グローバルの特許・意匠の調査分析ツール「PatSnap」を提供されています。インターフェイスや掲載内容がしっかり日本語化されていたり、図面の符号に説明を付ける機能が付いていたり、レスポンスのよい分析機能があったり、グローバル対応の調査・分析ツールとしてかなり有望と感じました。

(株)デンネマイヤー /デンネマイヤー特許事務所

特許などの年金管理の業務でおなじみですが、知財管理ツールの「DIAMS iQ/DIAMS U」を提供されているということで機能などを紹介して貰いました。年金管理業者としてのデンネマイヤーの情報も取り込めるようで、その点はかなり心強いと感じました。事務所向けの「DIAMS U」は件数が2000件まで対応とのことですが、月額利用料は控えめで、まだ管理ツールを導入していない弊所にとっては強力な候補になりました。

日本パテントデータサービス(株)

弊所で導入している特許検索ツール「JP-NET」などを提供されています。日頃使っていてよく分からない点など聞いて、使いこなせていなかった機能などを知れて良かったです。

アズテック(株)

調査専門の業者さんのようです。調査のことなど話し込んできました。特許検索競技大会での受賞経験など豊富のようで、調査だけで依頼するなら専門業者さんが安心と感じました。

(株)ウィズドメイン

特許検索ツール「UltraPatent」を提供されています。以前、少しだけ使ったことがあったのですが、その当時からある特許評価だけでなく、分析機能も強化されているようです。登録しなくても使える機能もあるので、興味のある方は触ってみてもよいかもしれません。

(株)amplified ai

以前Twitterで事務所の弁理士の先生が紹介されていたAIを活用した特許検索ツールを提供されています。案件単位の課金や、AIで重要案件を上位に表示して見落としを防止する機能など尖った機能のある特許検索・コラボツールのようです。

日本国特許庁(JPO)・工業所有権情報・研修館(INPIT)

特許庁と工業所有権情報・研修館のブースもあったのでお邪魔しました。当HPの紹介をしたり、JPO/INPITの掲載資料の活用などについて意見交換させてもらいました。

他にもいろいろ見て回りましたが、リアルイベントはやっぱりいいですね。ネットでしか交流できていなかった人にも会えたり、興味深いパンフレットを多数貰ったり、次の展開に繋がりそうな相談ができたりと、来年も来たいと思いました。

オンラインイベントは、2/7から開催されるようなので、興味のある知財関係の方は参加されることをおすすめします。

2021 特許・情報フェア&コンファレンス (pifc.jp)

今回は以上です。