J-PlatPatのパテントマップガイダンス(PMGS)が使えないときに古い特許分類を調べる方法

今回の記事では、WIPOの特許分類の検索サイトを紹介します。

特許分類の情報を提供しているサイトは多数ありますが、WIPOも以下のページでIPCを主にCPCとFIの情報も合わせて検索できます。

IPC Publication (wipo.int)

このサイトでは、右側に表示される分類の説明のなかで[+]と[-]のマークをクリックすることでIPC等の任意の階層の分類とその説明を表示することができます。

しかも、左上に表示される[2023.1]バージョンの部分の日付を選ぶことで、IPCのバージョンを1版から第8版の2024.1まで選ぶことができます。このため、特許情報分析において母集団に含まれる出願に古い特許分類が付与されているときは、このサイトを使うことでその古い特許分類を簡単に調べることができます。
また、J-PlatPatではないのでJ-PlatPatのPMGSがメンテナンスで使えないときも使えます。

なお、英語のサイトですが、画像のようにブラウザの翻訳機能で日本語に翻訳することで概ね問題なく使用することができます。
また、上記の3つの特許分類を対照させて表示することができます。
画像では機械翻訳により「CPC」が「クリック単価」となっており、「FI」が「フィ」となっていますが、これらのチェックボックスに✔を入れることで対照表示が可能です。

J-PlatPatのPMGSがお休みの時に役立つWIPOの特許分類の検索サイトの紹介でした。
皆さんの知財業務にぜひ役立ててください。
今回の記事は以上です。