11月に開催したセミナーで配布したマトリックスバブルチャートの作成ツール

今回の記事では、経済産業調査会主催で11月8日に開催されたセミナーの後編で配布した標題機能のツールを紹介します。

前編で配布したツールについては以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください。

11月に開催したセミナーで配布したツールの一例 | patent & marketing (patent-and-marketing.com)

後編はエクセルやKHCoderを使ってオフラインでより掘り下げて分析するという内容でしたので、オフライン分析に役立つツールを作って配布しました。
このツールはその1つなのですが、下の画像のようなデータ貼付用のシートに、出願人等と出願年等とでクロス集計したデータを貼り付けることで、マトリックスバブルチャートを作成するというツールです。


上の画像のようにデータを貼り付けたらチャート用のシートを表示し、S列からT列に記載の7項目を調整することで、左側に示すようなマトリックスバブルチャートを作成することができます。


通常、クロス集計したデータを使って可視化するときは、折れ線グラフや棒グラフでグラフにしたり、表のままでデータバーやカラースケールなどの条件付き書式で比較ができるようにする場合もあります。

とはいえ、やはり画像のようなマトリックスバブルチャートにすると見栄えがあがります。しかし有償ツールを使わずにこのようなチャートを作図するのはなかなか困難です。

そこで、今回はセミナー後編の前半部分でピボットテーブルを使ったクロス集計する方法について説明したので、そのデータを使いマトリックスバブルチャートを簡易に作成できるように、作業を仕組み化したうえでツール化して配布しました。このツールでは、上述した通り、データを貼り付けたうえで7箇所ほど調整すれば完成するので、既存の方法よりもかなり簡単にこのチャートを作成できるのではないかと思います。

もちろん分析するだけなら条件付き書式付きの表のほうがメリットも多いのですが、顧客に提供する場合や経営層に見せたい場合にはこのような見栄えのいい作図も役に立つことも多いです。

ちなみに、マトリックスバブルチャートの作り方については、このブログでもよく話に挙がる野崎さんがYoutubeで作成方法の動画をアップロードしているのでよければそちらを参考にしてみてください。Youtubeで「バブルチャート」と検索すればすぐ見つかります。よかったら調べてみてください。

今回の記事は以上です。

 弊所では今回説明したようなツール・手法など様々な特許情報分析の手法を鋭意開発しており、クライアントの要望に沿った分析手法の開発も行っています(なお、弊所では顧問契約をしていただいているクライアント様には弊所開発のツールを自由に利用して頂いています)。

 また、このような分析手法に関する個別指導・セミナーや、個別の分析プロジェクトについても対応可能です。ご相談などありましたら管理人の特許事務所のページからお知らせください。

 よろしくお願いします。